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アウトラインプロセッサ<TAO> 



「新しもの好き」で紹介されてた「TAO 」というアウトラインプロセッサ。まつむらは知る人ぞ知るアウトラインプロセッサ依存症でありながら、同時に長い間アウトラインプロセッサ難民で、アウトラインプロセッサを見かけると試さずにはおれないのだ。で、このTAO、以前も試した記憶があるんだけど、今回改めて試してみて、これぞ、まつむらが探し求めていたアウトラインプロセッサかもっ!という感触を得たっ!
もともと、ぼくが最初に使ったのはダイナウェアのプランUp(PC98)というやつ。これはアウトラインプロセッサというよりはカードを入れ子にして、KJ法的発想法を支援してくれるソフトであった。Macを使うようになってからもんのすごくよく使っていたのがかの「インスピレーション」。フローチャートモードとアウトラインモードがリンクして切り替えられるというユニークな仕様。で、このアウトラインモードになれちゃったのが運の尽き、実はこいつ、一般的なACTAなんかの仕様とは違ったんですな。
というのは、通常アウトラインプロセッサではトピックは一行の見出し、本文は別ウィンドウなんかに書いていく仕様になっている。これだと、その本文はそのトピックを選択している時にしか見れない。
インスピレーションは本文という概念が(当時は)なくて、そのかわり、トピックの中で改行してどんどん本文を書いていくことができた。もちろん、必要に応じて1行目だけの表示、全行表示を切り替えられる。
これが実は非常に重要で、だって、執筆中に他のトピックの内容を参照したいと思っても、ほとんどのアウトラインプロセッサはできないんだよね....だから文章の計画にはいいけど本文執筆にはまったく向いていない、というのがぼくの持論。
ところが、この愛用していたインスピレーション、OS Xになってしばらくたつのに、いまだに日本語対応がちゃんとできていない。20インチモニタだと、インライン変換できないのは致命的で使い物にならない。で、長い間難民化していたんだけど、この「TAO」、ちゃーんとトピック複数行表示できるし、その1行目だけの表示もできる。さらに、これはインスピレーションでも実現してなくて、絶対必要!と思っていたウィンドウのスプリットにも対応!文字数のリアルタイムカウントまで!(涙ちょちょぎれ)。まだちょっとしかさわってないけど、いろいろ細かいところもいい感じである!しばらく使ってみるぞ!
そうそう、Palmでは「ThoughtManager 」っていうのをVISORの時から愛用している。これ、日本ではあんまり人気ないみたいなんだけど、こいつのすばらしいところはトピックに「手描きのメモ」を貼り付けられること。たとえばマンガのストーリーを考えているとき、思いついたキャラや風景をメモしておけるんだもの。テキストじゃなくて、絵で思考する人間にはこれほどありがたい機能はないのだ。
で、この「絵が描けるアウトライン(アイデア)プロセッサ」って、Macで使えたらいいのになぁ、と思うんだけど、需要ないかな?だれか作ってくれないかな?マンガのネームづくりにいいと思うんだけど...ガリガリと絵を描いて、順番入れ替えたりサムネイル一覧したり、テキストも入れたり.....今までで一番それに近かったのは....おお、HyperCardか! 

投稿日時: 金 - 11月 19, 2004 at 03:51 午前     | |   Top