Blog Top 

朝日ソノラマ解散 



朝日ソノラマが解散した。
朝日ソノラマといえば、サンコミックと、マンガ少年。中学生になって急激にマンガを読むようになったまつむらにとって、当時のサンコミックは図書館のような存在だった。以下、当時持っていたサンコミを思い出してみると....
手塚治虫のワンダースリー チェーンが伸びる腕時計がかっこいい!
・手塚治虫の鉄腕アトム 今昔物語は小学生時代、リアルタイムで読んでいた(サンケイ新聞)めっちゃこわかった。
松本零士の宇宙戦艦ヤマト ひおあきらさんバージョンもサンコミだっけ....松本バージョンはストーリーはものすごくはしょられていたけど、バイブルでした
・松本零士のセクサロイド 当時の中学生には刺激が強いね(笑)
石森章太郎の009 天使篇が....
・岡田史子のガラス玉
・諸星大二郎の夢みる機械
・高橋葉介の腹話術 デビュー作・江帆波博士は衝撃だった
・あすなひろしの美しき5月の風の中に
・ますむらひろしの永遠なる瞳の群
・御厨さとみのノーラの箱船
他にも何冊かあったはずだが、すべて、大学卒業時に友人にあげちゃったので、手元には残っていない(ガラス玉はその後、NTT版を、ノーラは文庫判を購入)。坂田靖子さんの闇夜の本もサンコミだけど、これはストロベリーだから、随分後の様で、手元に残っている。

サンコミではないけれど、マンガ少年別冊の火の鳥全巻と地球へ...全巻、これももちろん手元にはもうない(火の鳥2772はほんと、読みたい一冊)。
そして、ますむらさんのアタゴオルは当時としては異例のハードカバー愛蔵本3冊、これは清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入したので、さすがに今でも持っている。

マンガ少年は機関車の表紙の創刊号から、Duoになるまではずーっと読んでいたはず。創刊号は火の鳥が鳴り物入りだったんだけど、ぼくとしては、ますむらひろしさんの、「夏の終わりにやってきた春」は衝撃だった。この作品からの数作のSFシリーズは、同時期に読んだ陸奥A子さんのマンガ、森雅之さんの空人、星座物語とともに、ぼくにとってマンガというものの意味を決定づけた偉大なる作品だった。
そして、今にして思えば、小学生の時は小学館の学年誌以外ほとんどマンガを読んでいなかったぼくにとって、マンガというものを、これらサンコミから最初に学んだような気がする。
会社はなくなっても、朝日ソノラマというブランドは、一生忘れないだろう。

追記
一部、秋田書店のサンデーコミックと混同してました。 

投稿日時: 火 - 6月 26, 2007 at 03:27 午前     | |   Top