Blog Top 

マチネー/土曜の午後はキッスで始まる  



以前、A.e.Suckさんとチャットで映画の話をしていてジョー・ダンテの話になり、「よかったですよー」と紹介されながら絶版で見ることができなかった「マチネー 」をようやく見ることができた。エクスプロラーズスモール・ソルジャーズ 同様、少年期を思い入れたっぷりに描いたこの映画は、男の子じゃないと面白くも何ともないだろうなぁ。体育会系有利な学校で孤立するマンガ&映画系オタク少年ってのが毎度泣かせる。でもって、いっつも、その少年と仲良くなる女の子がいいのね(今回の彼女の両親はもう、爆笑(笑))この子だけは自分のことをわかってくれる感が泣ける。愛がいっぱいつまった映画。
ダンテ監督の異常な愛情は今回も炸裂で、「蠅男の恐怖 」を彷彿とさせる劇中映画「MANT!(アリ人間の恐怖)」がもう、ディズニーリゾートもUSJもぶっとぶすごさ(笑)、怖くてもう歯医者いけないよー(笑)。今見ると笑うしかないMANTだけど、子どもの頃TVでみた蠅男はそりゃもう、すっげー怖くて夢にまで出てきて、まさにマチネーの弟君状態だったなぁ。あと、「グラグララマ」という重低音装置は、チャールトン・ヘストンの「大地震 」公開時に採用された「センサラウンド」を実際に体験しているのでよーくわかるが、あんなに揺れません(笑)
キューバ危機の最中、怪獣パニック映画に興じる人々って映画で見るとアホらしいけど、ふと気が付くとJR事故直後に公開されている列車パニック邦画が大ヒットしてるんだから、笑えないよね。

 

投稿日時: 月 - 6月 6, 2005 at 02:29 午前     | |   Top