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宇宙戦争 



来週から忙しくなりそうなので、学校の帰りにレイトショーで「宇宙戦争」を見てきました(図はFPS2001のオープニングムービーより。煙の作画はSuck さん)。世界同時公開、徹底した箝口令ということでどんなことになっているのか、ジョージ・パル 版とどう違うのか、思ったら割とフツーでした。この手の災害映画って、震災や、先日の列車事故が思い出されて、リアルであればあるほど、見ていてちょっとツライものはあります。

以下、ネタバレありで白文字です。

どうもこの映画、ゴジラなどの怪獣映画をかなり意識したっぽくて、街を蹂躙するトライポッド(異星人の巨大歩行ロボ)はかなり生物的、怪獣的に撮られてます。動きは生物っぽいけどデザインはわりとフツーにメカっぽい。森の中を逃げる人の向こうを巨大なトライポッドの頭が横切るなどは、実写版エヴァってこんな感じになるんかな、って感じだったので、怪獣好きなら映像は楽しめるでしょう(やられっぱなしなので、燃えませんが)。

物語は、パル版とは異なるエンディングと聞いていたのに、同じだったので拍子抜け(最後手がでてくるところもいっしょ)。
この手の映画では定石である、「政府関係者」や「ジャーナリスト」ではなく、ごく普通の市民の視点で描く、というのがこの映画の新味だけど、トム・クルーズなもんで、あんまり普通の市民に見えない。もっとダメっぽいオヤジな人の方が、翻弄される感じでよかったんじゃないかと。「TVなどの情報を描かない」だけじゃなくて、もう一歩踏み込んで「TVなどから情報が得られない恐怖」を描いてくれればもっとおもしろくなったんじゃないかな。

劇中出てくる子守歌「ハッシャバイ・マウンテン」は、映画チキチキバンバン の挿入歌でオリジナルはディック・バン・ダイクが歌っている。メリー・ポピンズなどディズニーの音楽をたくさん作っているシャーマン兄弟の作曲で、未知との遭遇で「星に願いを」を引用していたスピルバーグらしい。
あと、大阪で2体倒した人たちって、きっと阪神ファンか岸和田人の、どっちかですね(笑)


 

投稿日時: 金 - 7月 1, 2005 at 08:25 午前     | |   Top