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月のひつじ 



オーストラリア映画「月のひつじ 」を見る。この映画、なかなか素敵な邦題だけど、ひつじは全然でてこない。ジャケットの少年も全然主役じゃない。アポロ11号の月面着陸ミッション生中継という大役を、オーストラリアの田舎町パークスにある電波望遠鏡が担うことになって...という実話に基づいたお話。
のほほーんと進んでいくお話、善人ばかりの登場人物、みんながんばる、と人間ドラマの心地良い映画だった。チャーリー・シーンの「アライバル 」もそうだったけど、巨大パラボラアンテナが動く絵ってときめいてしまう。もちろん、お月様も。
ぼくの世代にとって、アポロ11号と万博は人格形成に多大なる影響をもたらした2年間だった。アポロ11号の着陸は、眠い目を擦りながらTV中継を見た憶えがある。当時、学習雑誌の記事を何度も読み返したり、付録の月着陸船や宇宙飛行士をつくったりしたし、それらの絵を何枚も描いた。左右非対称な着陸船もソラで描けた(今は描けないけど)。中継そのものは幼かったのであまりよくは憶えていないけど、映画内に挿入される当時の中継映像を見ながら、ああ、あの時、地球の裏側ではこんなことが起きていたのか、と感慨深い。アポロ13 のあとに見ると面白いかも。

 

投稿日時: 日 - 6月 5, 2005 at 02:01 午前     | |   Top