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スカイキャプテン 



ショウ・ターイムッ!っつーわけで、見てきました完全実写映画化されたビッグオー....ではなくて(笑)スカイキャプテン(以下若干ネタバレあり)。
いやーもう、趣味趣味、趣味の映画。飛行船バンザーイ!巨大ロボバンザーイ!水空両用バンザーイ!秘密基地バンザーイ!(笑)お気楽極楽な連続活劇、お約束を守る子はいい子!って映画です。芝居の方はどーしてもロジャーとエンジェルの珍道中に見えて仕方なかったけど(笑)アンカー打ち込むところなんか、もろビッグオーだ(笑)
ストーリーは冒険活劇、インディっぽくもあるけど、謎を追って陰謀をあばくって意味でどっちかってーとタンタンに近いかも。わりと(活劇としては)ゆったりのんびりとしたテンポだし。もんのすごく「漫画映画」なんだけど、全体のトーンはシリアス。もうちょっとコメディっぽい要素が入ってくるとよかったかなぁ(オチに至る流れがなかなか上手いんだけどオチが強烈なので、もうちょっとコメディっぽくてもよかった)。「オズの魔法使い」の引用、なるほど、うまいですね。
映像の好き放題にくらべると、音楽がちょっと素っ気ないというかおとなしい。このあたりはビッグ・オーに軍配があがる。あと、キャプテンの片腕、デックス、もうちょっとキャラたっててほしかった。
で、この映画、完全にブルーバック合成のみでセットは皆無(小道具くらいはあったんだろうけど)ということで、ゴッドディーバ(あ、DVD でるのね)と同じ手法なんだけど、今後も増えてくるんだろうな。メリエスの月世界旅行(書き割りのセットが楽しい)や、カレル・ゼマンのベルヌシリーズ(書き割り&アニメとの合成が楽しい)の21世紀版といえよう。こーゆーのはリアルな映像になる必要は全然ないと思うので、もっとキッチュなのがガンガン出てきてもいい。 

投稿日時: 木 - 12月 2, 2004 at 12:27 午前     | |   Top