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escape from mixi 



mixiというソーシャルなんたらってのに、4ヶ月ほど入っていたのだが、ついに辞めた。

最新のiBlogではrssのバージョンがあがって、mixiで配信できるようになったらしいが、遅いわい(笑)
閉ざされた空間、というのは精神的にキツイ。なんかカイシャインに戻ったみたいで向いてないな、と思う。たとえば足跡。mixiでは、その人の日記を見たり、見られたりしたら、「足跡」というのが記録される。何を見たかまではわからないけど、その人のページをだれがいつ訪れたのかがはっきり相手にわかる。逆に、見てないこともわかる。オマケにいつログインしたかまでわかる。つまり、「この人は頻繁にログインしているのに、うちは全然見てくれてない」とか、何の気なしに見た、知らない人から「来てくれてありがとう」なんてメッセージが届いたり。実世界の人付き合いでは知り得ないことをすべて機械的に見せられることで、自分の人付き合いをいちいちプログラムに強制される管理社会みたい。人と人とのつきあいが、mixiの目的なんだろうけど、それをシステムにする、という思想がぼくには相容れない。「交流しましょう」「お友達を増やしましょう」って。もちろん、それが目的のシステムなんだからぼくがとやかく言う筋合いではないんだろうけどね。神田さんなんかが言うような、そこでの新しい出会いがビジネスチャンスに、なんてのも、ぼくの場合は必要ない。ぼくの仕事(絵)を気に入ってくれる人としか仕事をする気はないし、それには人の紹介なんてものは必要ないから。紹介でするような仕事はしたくない、と決めたから、こういう仕事を続けているのだし。
気にする必要は無い、という人もいるけど、こういうシステムの中で行動する、ということそのものがぼくには精神的にきつかった。で、この1ヶ月ほどはまったく身動きも取れなくなっていた。なにも見ず、何も語らず、ログインもほとんどしない。それでも、時々、マイミクシィリクエストというのが届いたりする。決心して辞めることにした。
閉鎖的なコミュニティでしか成り立たないコミュニケーションっていうのももちろんあるだろうけど、100人近いつながりがあって、当然そこには複数のつきあい方が共存していて、それが閉鎖的なシステムの中で運営されている、いうのは、ぼくにとってはメリットよりも苦痛の方が大きかったのだ。mixiでしか近況を見れない人たちもいるのが残念なんだけど。
予想していたことだけど、辞める時、なんか自分がいなくなってしまうような嫌な気分に襲われた。実際、いなくなっているのはmixiにひっこんでいる人たちの方なんだけど。

退会処理をして、ブラウザや携帯のブックマークを削除した。自由だ。 

投稿日時: 水 - 11月 10, 2004 at 01:32 午前     | |   Top