WACOM intuos3
今回、FPSの準備中で一番びっくりしたのが、開催前日にワコムさんがintuos3
を発表するというニュースが入った時。FPSではじめて一般公開できることになったのだ。そんなわけで、一足早く新型タブレットを使ってみる機会に恵まれた。
今回のintuos、箱を開けて思わず「おおっ」と声をあげた。ダークグレー(シルバーもある)のウェッジシェイプにクリアアクリルによるツヤ有り仕上げ。カッチョイイのである。実際使ってみると、湿度の多い大阪だとちょっとツヤ有りが手がべたつく。まぁこれはカッティングシートを自分で貼ると本体保護にもなるし、色も自由にできていい感じになると思う。
今回の最大の特徴は、エクスプレスパッドと名付けられた、左右4個づつのメカニカルボタンと、トラックパッド。メカニカルボタンに割り振られているキーはコマンド(Winだとコントロール)、オプション(同alt)、シフト、スペースで、これが実に理にかなっている。これらのキーはFlashでもPhotoShopでも、多くの描画ツール使用時に使われるキー。たとえばスペースキーに該当するボタンを押しながらペンをすべらせると、画面がスクロールしてくれるわけ。もちろんカスタマイズ可能で、取り消しやカットペーストなどを割り付けることもできる。トラックパッドの方は多くのアプリで自動的に画面をズーミングしてくれる。ただ、キーボードの手前にタブレットを置くと不用意にボタンやトラックパッドに手がふれて、誤動作をひきおこす。これらの機能はアプリ単位で割り付けを変更できるので、グラフィックソフトのみアクティブにして、他のメーラなりブラウザではオフにするといいだろう。このボタン、随分昔にワコムさんに梅田でビール呑みながら(笑)提案したことがあるので、個人的にも非常にうれしい。
今回のペンも非常に描きやすい。ぼくはずっと初代intuosだったので隔世の感があるほど。Drグリップ風のゴム部分はカンタンにはずすことができるし(手油がつくので、水洗いできるのが助かる)、ボタンも不用ならはずしてしまえる。なにより感動的なのが、今回新登場のフェルトペン先。コピックマーカーやピグマのような書き味なのである。ペンをすべらすと「キュキュッ」ってマーカー音が心地良い。初代intuosだとぼくにはすべりすぎるので、いつも紙を盤面に貼っていたのだが、紙だとすぐにツルツルになっちゃってすぐに張り替えなくちゃいけなかったのが、デフォルト状態でめちゃくちゃ快適。このフェルトペン先はプロのようなヘビーユースだとすぐ減ってしっまうのが難点だが、5本1000円とマーカー程度の価格なのでそれほど負担ではない。実は従来のintuosでもこの芯を使うことができるので、先日新しいの買っちゃったよぉ、な方もぜひ試してみてください。
あと、従来オプションだった、スプリング内蔵でぐぐっと押し込むことができるペン先も最初っから付属。マウスも付属。マウスがうれしいのが、Macの場合、通常のマウスドライバよりも、さらに移動速度を早くできること。通常の三倍(笑)のマウスさばきのオイラには、OS XやELECOMのマウスドライバは最速にしても遅いので、これはうれしい。オイラは画面正面にタブレットを置かないと絵が描けないクセがついちゃってるんだけど、学生なんかを見てると器用にマウスパッドの位置において絵を描いてるし、ちょっとやってみたら慣れそうな気もしてるので、これから使う人は最初からマウスパッドの位置で操作する練習をするといいかもしれない。上のトラックパッドの誤動作もなくなるしね。
あと、ペンタテがついてくるんだけど、これが無意識に実にいい。従来のものはナナメに差すようになってたんだけど、今回は垂直。すり鉢状になってるので、ぽんとほうりこむと立ってくれる。以前のは差し込むのが面倒で全然つかってなかったんだけど、無意識にちゃんと差し込むんだよね、この不精者のオイラが(笑)実にデザインの勝利である。
摩擦係数の高い描画エリアシートなんかも用意されている。ちょっとためしてみたけど、ぼくの場合はデフォルトの盤面+フェルトペンが一番しっくり来た。
あと、USBケーブルの出口が従来は垂直方向でキーボードにあたって取り回しが悪かったのが、今回から90度方向にも変更できるようになった。
これで、amazonだとスタンダードサイズが3万円ちょい、ミニサイズで2万ちょい。還元も入れると2万7千円で、ソフトもイロイロついてる(おいらのファーストワコムタブレットはたしか10万くらいした)。
難点は従来のintuosと今回のintuosはペンとドライバに互換性がないこと。ドライバは一応、intuos1もFAVOも筆圧も含めて動くんだけど、ドライバの設定が一切できない。普段はintuos、外出時はFAVOって使い方をしてたので、ちょっと不便。これは先々改良されるかも。
発売は17日からだけど、すでにamazonでも予約がはじまっている。今回はマジ、オススメです。
スタンダード(盤面A4/描画面A5サイズ) ダークグレー シルバー
ミニサイズ(盤面A5/描画エリアA6) ダークグレー シルバー
そうそう、始めて買う人にアドバイス。よく、でかい方がよかろうと買って、でかすぎてもてあましている人がいる。ぼくがよくアドバイスするのは、自分の描きたい絵がマンガみたいなペンで線を描くタイプの人は手首で描くので小さめを、絵の具と筆みたいな絵を描く人は腕で描くので大きめを選ぶといいと思う。あと、画面のサイズとのバランスも大事。ちなみにぼくの場合は、20インチ(ヨコ1600)でスタンダードサイズ、ノートのヨコ1240だとミニサイズが丁度いい感じ。
今回のintuos、箱を開けて思わず「おおっ」と声をあげた。ダークグレー(シルバーもある)のウェッジシェイプにクリアアクリルによるツヤ有り仕上げ。カッチョイイのである。実際使ってみると、湿度の多い大阪だとちょっとツヤ有りが手がべたつく。まぁこれはカッティングシートを自分で貼ると本体保護にもなるし、色も自由にできていい感じになると思う。
今回の最大の特徴は、エクスプレスパッドと名付けられた、左右4個づつのメカニカルボタンと、トラックパッド。メカニカルボタンに割り振られているキーはコマンド(Winだとコントロール)、オプション(同alt)、シフト、スペースで、これが実に理にかなっている。これらのキーはFlashでもPhotoShopでも、多くの描画ツール使用時に使われるキー。たとえばスペースキーに該当するボタンを押しながらペンをすべらせると、画面がスクロールしてくれるわけ。もちろんカスタマイズ可能で、取り消しやカットペーストなどを割り付けることもできる。トラックパッドの方は多くのアプリで自動的に画面をズーミングしてくれる。ただ、キーボードの手前にタブレットを置くと不用意にボタンやトラックパッドに手がふれて、誤動作をひきおこす。これらの機能はアプリ単位で割り付けを変更できるので、グラフィックソフトのみアクティブにして、他のメーラなりブラウザではオフにするといいだろう。このボタン、随分昔にワコムさんに梅田でビール呑みながら(笑)提案したことがあるので、個人的にも非常にうれしい。
今回のペンも非常に描きやすい。ぼくはずっと初代intuosだったので隔世の感があるほど。Drグリップ風のゴム部分はカンタンにはずすことができるし(手油がつくので、水洗いできるのが助かる)、ボタンも不用ならはずしてしまえる。なにより感動的なのが、今回新登場のフェルトペン先。コピックマーカーやピグマのような書き味なのである。ペンをすべらすと「キュキュッ」ってマーカー音が心地良い。初代intuosだとぼくにはすべりすぎるので、いつも紙を盤面に貼っていたのだが、紙だとすぐにツルツルになっちゃってすぐに張り替えなくちゃいけなかったのが、デフォルト状態でめちゃくちゃ快適。このフェルトペン先はプロのようなヘビーユースだとすぐ減ってしっまうのが難点だが、5本1000円とマーカー程度の価格なのでそれほど負担ではない。実は従来のintuosでもこの芯を使うことができるので、先日新しいの買っちゃったよぉ、な方もぜひ試してみてください。
あと、従来オプションだった、スプリング内蔵でぐぐっと押し込むことができるペン先も最初っから付属。マウスも付属。マウスがうれしいのが、Macの場合、通常のマウスドライバよりも、さらに移動速度を早くできること。通常の三倍(笑)のマウスさばきのオイラには、OS XやELECOMのマウスドライバは最速にしても遅いので、これはうれしい。オイラは画面正面にタブレットを置かないと絵が描けないクセがついちゃってるんだけど、学生なんかを見てると器用にマウスパッドの位置において絵を描いてるし、ちょっとやってみたら慣れそうな気もしてるので、これから使う人は最初からマウスパッドの位置で操作する練習をするといいかもしれない。上のトラックパッドの誤動作もなくなるしね。
あと、ペンタテがついてくるんだけど、これが無意識に実にいい。従来のものはナナメに差すようになってたんだけど、今回は垂直。すり鉢状になってるので、ぽんとほうりこむと立ってくれる。以前のは差し込むのが面倒で全然つかってなかったんだけど、無意識にちゃんと差し込むんだよね、この不精者のオイラが(笑)実にデザインの勝利である。
摩擦係数の高い描画エリアシートなんかも用意されている。ちょっとためしてみたけど、ぼくの場合はデフォルトの盤面+フェルトペンが一番しっくり来た。
あと、USBケーブルの出口が従来は垂直方向でキーボードにあたって取り回しが悪かったのが、今回から90度方向にも変更できるようになった。
これで、amazonだとスタンダードサイズが3万円ちょい、ミニサイズで2万ちょい。還元も入れると2万7千円で、ソフトもイロイロついてる(おいらのファーストワコムタブレットはたしか10万くらいした)。
難点は従来のintuosと今回のintuosはペンとドライバに互換性がないこと。ドライバは一応、intuos1もFAVOも筆圧も含めて動くんだけど、ドライバの設定が一切できない。普段はintuos、外出時はFAVOって使い方をしてたので、ちょっと不便。これは先々改良されるかも。
発売は17日からだけど、すでにamazonでも予約がはじまっている。今回はマジ、オススメです。
スタンダード(盤面A4/描画面A5サイズ) ダークグレー シルバー
ミニサイズ(盤面A5/描画エリアA6) ダークグレー シルバー
そうそう、始めて買う人にアドバイス。よく、でかい方がよかろうと買って、でかすぎてもてあましている人がいる。ぼくがよくアドバイスするのは、自分の描きたい絵がマンガみたいなペンで線を描くタイプの人は手首で描くので小さめを、絵の具と筆みたいな絵を描く人は腕で描くので大きめを選ぶといいと思う。あと、画面のサイズとのバランスも大事。ちなみにぼくの場合は、20インチ(ヨコ1600)でスタンダードサイズ、ノートのヨコ1240だとミニサイズが丁度いい感じ。
投稿日時: 火 - 9月 14, 2004 at 04:21 午前 | | Top