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電気ヤカンはアンドロイドの夢をみるか? 



研究室には小さなキッチンがあって、電熱コンロがついていてお湯をわかせるようになっているのだが、ちょっと出入りするときに、なかなか熱くならず、いつまでも熱い電熱コンロはちょっと不安。というわけで、電気ヤカンこと、ティファールのヴィテスエクスプレス を買った。
はっきり言って、これは究極のヤカンである。美しく頭いい、才色兼備なのである。一度使うと、ヤカンとコンロには戻れない、というのはウソではない。
とにかく、あっという間にお湯がわく。コーヒー一杯分の水だと、数秒で「ゴゴゴゴ〜」とスゴイ音がし出して、1分たらずで沸騰する。どうしてそんなことが可能かというと、通常、コンロにヤカンをかけると、ヤカンもまわりも熱くなる。つまりそれだけエネルギーがムダになっているということ。ヴィテスは本体全体が樹脂性。内部の底に発熱部(完全フラット)が仕込まれている。お湯が沸騰しても手でさわれる。つまり、熱を封じ込める構造なので、エネルギー効率がいいのだ。当然、ハンドルも熱くならない。沸騰したら電源は勝手に切れる。ほっといても安心なのである。常に通電している湯沸かしポッドと、最小限の通電のヴェテス。一人分ならヴェテスが圧倒的にラクチンである。
電源スイッチも合理的。ハンドルにあるので、水を注いでクレードルにセット、電源オフまですべて片手で完了する。
もひとつ、気に入っているのが、注ぎ口が大きいこと。フタをあけなくても、注ぎ口から水を入れることができる。
合理的で美しい機械というのは、ITでもヤカンでも、美しい。ヤカンに感動するとは思ってもいなかったよ。


 

投稿日時: 火 - 4月 18, 2006 at 05:28 午前     | |   Top