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プラネテス 



アニメ版プラネテス 第一回。原作とはかなり雰囲気が違い、新入社員タナベ(これが原作とはまったく別人)の視点、サラリーマン宇宙飛行士、ということで、宇宙版「踊る大捜査線」って感じだが、これはこれでよいかと。丁寧な作りに好感がもてる。
ところで、デブリ回収というと、「宇宙清掃会社 サルベージ・ワン」という映画を思い出す。くず鉄やのオヤジが世界初の民間宇宙船を作り、月面に破棄されている宇宙船を回収するという話。彼がつくる宇宙船は定加速度推進というシステムで、常に「1.1」てなわずかな加速度を維持する。さいしょはごくゆっくりした動きでも、加速度が一定なので、やがて脱出速度に達するというもの。加速がわずかなので、中の人間はなにも感じないというのがステキ。この映画のなかで、軌道計算をするためにNASAのコンピュータをハッキング、電話線でアクセスするするという場面があるのだが、当時、なんで電話線でコンピュータを遠隔操作できるのかフシギだ、と思って見た覚えがある(20年も前の話)。よくできたSF映画だったと思うが、ビデオなどでお目にかかったことがない、隠れた名作。 

投稿日時: 土 - 10月 4, 2003 at 03:24 午後     | |   Top